みたら書く

本や映画の感想を書きます

2020-01-01から1年間の記事一覧

漫画『ソラニン』『鼻下長紳士回顧録』『渋谷区円山町』-在宅期間の過ごし方

ブックオフで破格だったのでまとめ買い。 『ソラニン』/浅野いにお ○内容 大学を卒業し、不満を抱えながら働く芽衣子と、アルバイトをしながらバンドを諦められずにいる種田。 二人の恋と友人たちとの日々を描きます。 ○感想 大学4年生の頃に読んでエモい!…

本『鉄鋼業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』

大人になってから、自分のルーツを語れる人はかっこいいと思うようになりました(思い出話だけしかできないとしたら残念ですが)。自分の根幹を支えるものが何か把握しているような、プライドを持っているような印象を受けます。 学生時代学んでこなかったし、…

本『寝ながら学べる構造主義』-先人に学ぶ

先日見た映画に出ていた、内田樹さんの著書。映画の中ですごく興奮して喋ってる人で、なんかおもしろそうだなあと勢いで買ったけど、当たりでした。 (先日見た映画↓) 最近のマイブーム、「思想」についてすごくわかりやすい言葉で書いてあります。(意思を持…

本『ホモ・デウス(上)』-半年記念!

『サピエンス全史』の熱が冷めないうちに読みました。 ○内容 今は情報・知識に価値があるため、領土とそこにある物質的な資源を奪うための戦争は起こらなくなった。核兵器も抑止力となっている。 国による教育、医療、福祉はその国民の幸せのためではなく、…

本『「使える人材」を見抜く採用面接』-学生を惹きつけよう

先週から実践が始まりました。やってみてから本を読むと、また気付くことがあって面白い。 ○内容 ほしい人材の条件はありきたりの言葉で一般化せず、細かく言語化する。会社の中で活躍している人の特徴等を拾う等をして、ステレオタイプな人物から抜け出す。…

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』-自分の思想を持つこと

最近面白い映画が続いてますね。ミッドサマーも観たいけど、怖いと聞いて保留中。 三島由紀夫のことは「切腹した右翼の日本人?」という認識しかありませんでしたが、まぁなんか熱くて面白そうだし…と思ってこの映画を観ました。 ○内容 東大900番教室での、…

本『採用の思考法』-ミスマッチは負債を抱えること

4月からの準備その2。 その1はこちら。 その3はこちら。 ○内容 1.前提として 育成には限界があります。素材の目利きはそのまま経営力となり採用に失敗することは、会社の負債を増やすことといえます。 新卒・中途に関わらず、採用は限られたパイの奪い合い。…

本『女性のいない民主主義』-ジェンダーを考えるという不利益

今月3/8は国際女性デーでしたね。 パラパラとネットで調べてみても、いまいち理解できていない『フェミニズム』。全くわからない、さらに興味も薄い『政治』。 今回はこの二つが整理された本を読みました。 ただ、どちらも苦手分野過ぎてうまく整理できませ…

本『サピエンス全史(下)』-マクロな歴史はおもしろい

突然下巻から感想を書きます。上巻は一年前くらいに読んだけど、記憶がおぼろげ…。 この本めちゃくちゃ面白いんですが、中身が濃すぎて集中しなきゃ読めません。読むのに体力がいる。 ○内容 ※本に書いてあったことと、私の解釈・感想が入り混じっています。 …

本『図解 募集から内定までの採用マニュアル』

春から人事関係の業務に関わることになったため、まずは概要を掴もう!と思い読みました。 読みながら学生の頃を思い出しました。私ぼんやりしてたな…。企業側はこんなふうに考えていたんですねえ。 ○内容 ◎採用の区分 人材調達の区分は、以下の3つ。 ①育て…

映画「それでも夜は明ける 12years a slaves』

2014年の映画。アカデミー賞では作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞しています。黒人奴隷がその当時どのような扱いを受けていたのかがわかる、ドキュメンタリーのような作品です。 ○内容 1841年、ニューヨークでバイオリニストをしていたソロモン・ノ…

映画『パラサイト 半地下の家族』-金を稼げよというメッセージ?

泣いた。けどちょっと不満。 カンヌではパルムドール、アカデミー賞4部門受賞している作品です。 ○内容 半地下に暮らす4人家族。 事業に繰り返し失敗している父、強気な母、何度も大学受験しているが受からない息子、美大を目指すがうまくいかない妹。貧乏で…

映画『スキャンダル Bombshell』-フィクションじゃない。

女性蔑視を扱う点で良い映画。 考えるところが多過ぎて、感想は支離滅裂になってしまいました。 ○内容 事実に着想を得たフィクションです。元ネタはこれ。 フィクションということになっていますが、実際はほぼノンフィクションです。 テレビ局FOXニュースの…

本『言い訳』

お笑いを分析している本です。どの業界にも評論家はいるんだなあと感心しました。わかりやすいし、著者の塙さんがM-1の審査員やるのも納得です。 ちなみに私はM-1グランプリを毎年見ているわけではありませんが、この本は十分楽しめました。見ている人はなお…

本『センスは知識からはじまる』-やっぱりアウトプットの前にインプットが必要

もらった本です。自分で選ぶと趣味が偏りがちなので、もらったり借りたりすると目線を変えられて良い。 ○内容 「学んで活かす」これは美術を含む全てのことに当てはまります。歴史に詳しい、とは言いますが歴史が上手い、とは言いませんよね。学問としての美…

簿記二級を受けた話

簿記二級を受けてみました。 本や映画の話題からずれますが、たまには。 ○簿記とは? 『簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。』日本商工会議所ホームページよ…

本『福岡市を経営する』-企業と政治の共通項

現役の福岡市長が書いた本。 大学生の頃、4年間福岡市に住んでいましたが、こんな人が市長なんて全然知らなかった。政治に興味なさ過ぎるのを反省。 ○内容 まず市長になってからの実績。 ・スタートアップ、日本一の開業率 ・人口増加率日本一 ・地価上昇率…

本『アフターデジタル』-考え方をシフトする

2ヶ月近く、簿記の勉強に集中するためにブログをお休みしてました。(簿記はボロボロなので4ヶ月後再チャレンジする。) ○内容 「アナログな世界の一部がデジタル化するのではなくて、これからはデジタルな世界の中にアナログな機会が内包される。」 これがこ…

本『マチネの終わりに』-知性ある人の狂うような恋

年末年始休暇のセルフ課題図書4冊目です。別に課題にしなくてもよかったな。期限を設けず、ゆっくり読みました。 これでとりあえず年末年始の課題図書はおしまい。 ◎年末年始の課題図書◎ ①12/30 『僕は君たちに武器を配りたい(エッセンシャル版)』 ②12/31-1/…

本『株の学校 超入門』-実際に調べてみたら楽しかった

年末年始休暇のセルフ課題図書3冊目です。 知人が先日の投稿を読んでくれて、プレゼントしてくれた本です。読んだら内容教えてね!と言われちゃったので、説明できるくらいしっかり理解しなきゃいけない(自信はない)。 きっかけの投稿はこちら。 ◎年末年始の…

本『ストーリーとしての競争戦略-優れた戦略の条件』-戦略的なキャリア

年末年始休暇のセルフ課題図書2冊目です。 面白かった!最初は重めかと思ったけれど、読み進めるうちにどんどんのめり込んでしまいました。たくさんの企業のストーリーが載っています。 ◎年末年始の課題図書◎ ①12/30 『僕は君たちに武器を配りたい(エッセン…