みたら書く

本や映画の感想を書きます

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

伊藤忠の石油開発参入−『不毛地帯(四)』

今回は石油も出てきました。どんどん規模が大きくなってきて楽しい。 1960年代、イランでの利権を巡る戦い。 現地での第一位は五菱商事(モデルは三菱商事)、第二位は近畿商事(伊藤忠商事)だったが、第一位と言えども五菱商事の立場も厳しかった。 ○著者 …

いすゞ自動車へ外資参入?-『不毛地帯(三)』

衝撃の多い三巻でした。 特に壹岐さんの妻の死、そして元上官の娘・秋津千里との恋。 【この巻で出てくる会社】 ・伊藤忠商事 ・双日 ・いすゞ自動車 ・フォード ・トヨタ自動車 ・日産自動車 ・第一銀行(2000年に他行と合併してみずほになる) 企業ではあり…

商社の情報戦、政治とカネ-『不毛地帯(二)』

一巻に続いて勢いで読みました。 と言っても、今回も内容が濃くて、なかなか時間がかかりました。今回は商社編! 主に登場した企業はこちら。 この本はフィクションとされていますが、実在の会社の、実際のできごとをベースにして描かれています。 【出てく…

ソ連の非道さと帝国陸軍のプライド−本『不毛地帯(一)』

勤め先の人たちとオンライン飲み会中、おすすめの本はなに?という話になり、山崎豊子の本いつか読もうと思ってるんですよね・・・と誰かが言いました。(酔っていて覚えていない) また、小説『不毛地帯』の登場人物に、私の勤め先の人をモデルとした人がお…

スペインとフランス革命を知る-映画『宮廷画家ゴヤは見た(Goya's Ghosts)』

芸術に疎いので勉強。 ※ゴヤって誰? フランシスコ・デ・ゴヤ。スペイン最大の画家と言われています。18世紀末、宮廷画家としてカルロス4世に仕えました。大聖堂の天井装飾をしたり、風刺画を書いたり。 フランシスコ・デ・ゴヤ - Wikipedia 『カルロス4世の…