みたら書く

本や映画の感想を書きます

ひさびさにラブコメをー『31年目の夫婦げんか』

 

Amazonプライムで観ました。結婚31年目を迎えた夫婦が、愛を確認し直す映画でした。

後半ずっと号泣〜!

 

◯内容

 

 

ケイ(メリル・ストリープ)とアーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)は結婚生活31年目。子供たちは巣立ち、二人で代わり映えのしない日々を送っていました。

いつの頃からか寝室は別で、お互いに触れることもない。会話も少なく、クリスマスや記念日のプレゼントは給湯器等の生活用品というロマンチックからかけ離れた関係。それに不満を抱いていたケイは、夫婦カウンセリングを予約します。

なんにでも文句を言うアーノルドは、嫌々ながらカウンセリングを受けても、素直になれずすぐに怒りだしてしまいます。しかし数日カウンセラーのもとに通い、過去を振り返ったり与えられる課題に挑戦していくうちに、少しずつ妻との関係を見直し始めます。

一筋縄ではいかないカウンセリングですが、二人の関係が徐々に変化していきます。

 

◯感想

 

夫婦カウンセラーいいですよね。最悪の状態になる前に、まだ二人に愛があるうちに、こういう第三者に冷静に話すと関係を健全に持ち続けられそう。

家庭内って一番他人から見えにくくて、かつ自分もよその家庭を知ることがないから、段々ズレたり違和感が出てきたりしても修正しにくいんだと思います。だからこそ、第三者を入れて冷静に話せる機会は重要なのかも。

 

この映画の妻・ケイのように、愚痴を言ったり浮気したりして問題から目を逸らすのではなく、ちゃんと夫から愛されたいと意思表示するのも大事ですね。まだ愛があるうちに。

 

おしまい。

 

 

31年目の夫婦げんか(字幕版)

31年目の夫婦げんか(字幕版)

  • 発売日: 2014/06/04
  • メディア: Prime Video
 

 

 

『1億稼ぐ営業の強化書』

 

この7月から、今までよりも営業に近い仕事になったので(業務的には設計)、勉強しました。技術屋だけど営業もわかったら強いじゃんと思って。

 

○著者

 

市村博文

 

1959年北海道生まれ。立教大学社会学部に入学。大学時代に流行の先を読み、学生向けスキーツアーを比較しビジネス化に成功。大学時代の売り上げ60億円83年卒業後、野村証券に入社し、30歳で月に6,000,000円の売り上げを上げる証券間に成長する。野村における最年少記録を樹立。37歳で野村証券の最年少支店長となる。野村において営業マンに2番目の教育指導者となり、「野村証券スペース伝説の営業マン)と呼ばれるようになる。

39歳の時野村証券から神戸証券(原因版スト証券)笑ヘッドハンティングされ、当時最年少での総合証券社長として活躍。280億円の預かり資産をいっちょう4400億回に増やし、2006年に、神戸証券を上場させることに成功。常定寺が総額400億円を作り、47歳で神戸証券グループの社員数2500名の上場会社組織を作り上げる。2007年、48歳日本最大のビジネスマッチング、顧客紹介を行う会企業を作るべくファーストビレッジ株式会社を設立。38,000名の経営者のネットワークを作り上げる。著者には昼飯は座って食べるなサンマーク出版、詰めが甘い恵恵ベストセラーズなどがある。

 

○内容

 

・スクラップノートを作る

・高いスーツ1着より安いスーツをたくさん買う

・朝6時出社、夕方6時退社で、1日が3倍使える

・営業マンは、買ってもらうのが仕事ではなく、問題提起をしてお客様の悩みに応えていくのが仕事。

・医者のように「では、一緒に頑張りましょうね)と言ってくれるのお客様は望んでいる。

・客様に手紙を書いたり、勉強会に参加したりすることは重要。しかし営業の本質ではない。

「外交しないことには」「電話をしないことには」「実際に買ってもらわないことには」何も始まらない。

 

 

・提案書の書き方

A3 1枚で!
①目的:その会社のこうあるべきという姿

②課題:問題箇所の項目だし

③現場分析:四季報やホームページなどから、経営課題を読み取り、現場分析をする。

・・・ここまでで3分の2のスペースを使う。残りの3分の1は弊社の提案はどういうものかを実績等から紹介する。・・・

④対策&提案:具体的な内容を書く。

⑤スケジュール&見積もり:クロージングを早くするために具体的に示す。

 

○感想

 

とにかくガツガツと、考える、行動する。という感じでした。やれること全部やるという感じ。

しかし量ではなく濃く、効果の高いことを、最短でアプローチすること。

 

営業厳しいなー・・・。

 

1億稼ぐ営業の強化書

1億稼ぐ営業の強化書

 

 

 

おしまい。

 

コロナ討議用メモ②ー本『「新型コロナ恐慌」後の世界』

 

1冊目と比べていまいち…新聞等の情報まとめ、整理という感じ。

 

○内容

コロナ以前の背景から説明してありました。

 

アメリカ国内において中国企業への資金抑制が実施される。(しかしそれは結果的に、アメリカの中国企業に紐付くアメリカ企業への資金抑制となる。)感染防止を建前に、中国排除の追い風となる。アメリカは、この機会に他国へ流れていた人材・産業を自国へ戻そうとした。

 

2019年10月、アメリカは事実上の中国企業の禁輸措置を行った。再輸出の禁止等は日本にも影響している。禁輸措置の対象となったセンスタイムはアリババやソフトバンクが出資していたり。中国に展開している外資GAFAも痛手を負う。

反グローバリズムが加速すると筆者は考える。

 

・1章

現状整理の章。

コロナが過ぎた後に読み返して、あぁあの頃こんな事があったなあと思い出せるような、日々ニュースで流れていたことのまとめ。

 

2020年は反グローバリズムの年となった。

2020/1のイギリスEU離脱と、3月以降のコロナショック。冷戦後のグローバリズムとともに成長した中国には、海外企業が多く製造拠点を置いていた。しかし2018年頃からの米中貿易戦争に加えて、今回のコロナにより、外国企業にとって中国での製造リスクになった。ますます高い関税や制裁措置が取られ加速しているからである。

 

中国の研究は英米の技術者をカネで買うことで成り立っている。

 

創薬は国家事業であり、安全保障でありかつ産業である。日本政府は2017年日本創薬力強化プランを発表していた、

 

1冊目の本でも、この本でも中国国内の中小企業の85%が、3ヶ月以内に手持ちの現金が底を尽きると書いてある。そして不動産バブルの崩壊、

 

米中貿易摩擦の加速と、日本はアメリカ側につく未来。

SARSの時と比べて情報開示しない、情報統制がむしろ進んだ背景には、国連など国際組織での中国の影響力増大がある。新興国のインフラ支援を名目に、借金漬けに支配下に置いた。

 

EU、中国、アメリカそれぞれの、ヒトモノカネの全てにおいて、世界が分断された。

 

・2章

第一弾合意、人治の中国

中国は国内の企業に共産党支部を置くことを義務付けており、(外資系も)、第二弾合意の不正な産業補助の廃止は妥結できそうにない。共産党支配の廃止と同義だからである。中国共産党の正当性を失わせる第二弾の合意は難航しそう。

今回のコロナでは、感染防止を理由に中国内のアメリカ人をチャーター機で帰国させた。その名目で、企業の撤廃も行う(従来であれば撤退は難しい。事実上会社の全財産を中国に渡す形でしか精算できなかった。)

 

アメリカは2018年ごろから外国企業によるアメリカ企業への投資を制限していた…日本は2019年から。ECRA≒新COCOM

2019年7月から日本も対韓国への輸出規制を決め(半導体に使われるフッ化水素等)、8月にはホワイト国から除外したが、これもアメリカの動きに追随するものである。ファーウェイ排斥

商務省、財務省、国家安全保障省のそれぞれが関わる。

中国依存のサプライチェーンを断つことがコロナ以前から意識、みなし輸出、トランプではなくアメリカ議会が法で取り決めている。

中国国内でNG台湾や韓国へ生産委託

日本にはIEEPAがないため、財産権没収できない。

 

・3章

 

著者は内需を増やすべく、国内での生産回帰と安全保障を考えたサプライチェーンの組み替えが必要という。今のアメリカのような保護主義的な

 

自民党は党内に右派と左派の派閥があり、それらが政党のように機能しており、自民党内での総裁選挙が事実上の政権選択選挙の役割を果たしてきた。

 

2017年と2019年の外為法改定。日本の高度なフッ化水素の生産技術なしでは、韓国の半導体事業は成立しない。アメリカと連携した圧力といえる。

 

田中角栄の「日本列島改造論」は日本が人口増加していた頃のものだが、今の都市計画もそれをベースにしている。

 

・4章

 

金融植民地2007年崩壊(サブプライムリーマンショック)

 

第5章

 

 ・・・

最後疲れてメモ書きも失速。前半述べたことの振り返り的な、考察的な。

 

○感想

ルールがない中で、またルールを作っていく場所では、そのルール側に回っていくための"根回し"が重要だなあと思いました。

 

もたない生活、ミニマリスト、ジャストインタイムに代表される「外に倉庫を持つ」発送が、グローバリズムと似ているなぁと思いました。

 

◯やること

 

3冊目感想とりあえずまとめる。

 

おしまい。

 

https://www.amazon.co.jp/「新型コロナ恐慌」後の世界-渡邉哲也/dp/419865011X

コロナ討議用メモ①ー本『コロナショック・サバイバル』

連休中の課題図書1冊目。

 

2冊目予定は『新型コロナ「恐慌」後の世界』、

3冊目予定は『アフターコロナ』です。

 

◯著者

1960年生まれ、東京大学法学部卒業、スタンフォード大学経営学修士MBA)、司法試験合格。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年に産業再生機構設立時に参画し、COOに就任。2007年の解散後、IGPIを設立。パナソニック社外取締役東京電力ホールディングス社外取締役経済同友会副代表幹事。財務省財政制度等審議会委員、内閣府税制調査会特別委員、内閣官房まち・ひと・しごと創生会議有識者内閣府総合科学技術・イノベーション会議基本計画専門調査会委員、金融庁スチュワードシップ・コードおよびコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議委員、経済産業省産業構造審議会新産業構造部会委員などを務める。主な著書に『会社は頭から腐る』(ダイヤモンド社)、『AI経営で会社は甦る』(文藝春秋)、『なぜローカル経済から日本は甦るのか』(PHP新書)などがある。

(引用元:冨山 和彦 | 著者ページ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

◯内容

 

結構コロナに関わらず「危機」全般の話だったから理解しやすかった。箇条書きメモ。

 

今回のパンデミックという戦いは、短期で終わる戦闘(battle)ではなく、戦争(War)である、と欧米首脳は呼んでいる。

コロナ以前から、CX、コーポレートトランスフォーメーションとは、破壊的イノベーションによる産業アーキテクチャの転換が続く時代に、日本企業が会社の基本的な形、まさに自らのコーポレートアーキテクチャを転換し、組織能力を根こそぎ変換することを意味する。 

 

まずローカルクライシス。中堅、中小のサービス業が打撃を受ける。しかも日本のGDPの約7割を占める基幹産業である。

 

次にグローバルクライシス。成績の商品停滞による需要の消滅、売り上げ消滅の色が起こる。キャッシュが流入しなくなれば、超優良大企業でも生生売り上げの2か月分くらいしか手元現預金がない。固定費などキャッシュレスは簡単に減らせないのであっという間に手元資金は外するものである。

 

最後にファイナンシャルクライシス。それは金融機関があのバランスシートを1段目つけ、「傷つき金融収縮が始まる。これはローカルの産業でもきっと、地域金融機関もそのシステミックリスクに巻き込まれる県政がある。どっち、パンデミックが終わってお金が動き出しても、必要な時に民間の金融機関が十分な信用喪失機能を果たせず経済回復が遅れることが考えられる。 1980年代の日本の金融システムの悪循環と同じような心を収縮が起こる。

 

結局キャッシュ、日銭が大切。毎日固定費は流れでていくし、稼げなくなるとキャッシュはなくなる。

現預金の潤沢さと、稼ぐ力、金融機関との間の信頼関係、そして負債の軽さ(=自己資本)。 

 

新しい時代が始まる。最近であればソ連崩壊そしてベルリンの壁の崩壊により古典的な社会主義体制が終わったというイベントが起きた。中国で天安門事件が起きたのも同じことである。そして10年前のリーマンブラザーズによる世界金融危機を境に中国が世界の経済の牽引する立ち位置を確立した。危機の時代は、同時に政治や経済や産業の大きなパラダイム転換の起点あるいは分岐点になっている。リーダーは、今目の前にある危機を乗り切ることと同時に、パラダイム転換後の新しい通常、すなわちニューノーマルを想像しいろいろな準備を仕込んでおくことも求められている。

 

大量リストラをした後に、他所の会社の買収や投資をしようとすると社員・世の中は感情的にそれを許そうとしない。こうしてこのチャンスをも失う。逆も然りで半導体コモディティ化が目に見えていたのに、売却に踏み切れず今の様子だ。

  

自分が勤めている会社が再生状態になったらギリギリまで残ること、どうせどこも苦しい、極限体験ができる。

 

日本的経営の見直しが必要(ただしその時は国の保障もセットにして欲しいと個人的には思う)。今回リストラし延命できたとしても、根本の終身雇用や固定化した事業ポートフォリオが変わらなければ、他の危機が起きた時にまた同じことを繰り返す。だからこそCXをする。

 

◯感想

 

日本の企業全体を対象にしているのもあって、必然的に比率のたかに中小企業の話が多め。

 

個人に対しても言われていることだなぁと思いました。最悪の事態を想像する強さがいる。

最悪の事態を想像する強さが必要である。ホラーシナリオに対する恐怖に打ち勝つことができるのがトップリーダーである。危機の時こそ、先を読み、二重、三重に対策を準備しておく周到さがリーダーに必要な資質である。

 

◯やること

 

2、3冊目の感想をまとめます。

 

おしまい。

 

 

www.amazon.co.jp

 

男に生まれたかった-『働く女子の運命』

私は高校生の頃、男に生まれたかったとよく言っていました。

当時私は地元の進学校に通っていて、このまま良い大学に進めばそこそこ稼げるようになれると思っていたのです。ただ、私は「女だから」稼げるようになったあと、結婚して子供を生むときにキャリアを途絶えさせなければいけないとも思っていました。

そうなったら復職も難しいものなのかもしれない。けれど絶対に「男に食わせてもらう」にはなりたくない。

こう思っていたのには母の影響が強くあります。

 

今でもその考えは変わらないまま。

そして、あの頃から10年経って、働き出した私から見える社会はあまり変わりません。会社の先輩から悪意なく「あなたは(女だから)結婚したら辞められるね」「女性ならではの視点で気づくことがある?」と言われたり、男性社員が「子供が夜泣きしても起きちゃダメだよ、ママじゃないとって言って押し切らなきゃ」なんて会話しているのを耳にしたり、育休は子育てのためではなく、節税のために取得する人がいるという現状を知ったり。奥さんが不妊治療してるんだよね、っていう既婚男性が合コンに紛れ込んでいたこともありました。

 

ガッカリすることばかりで、やっぱり男に生まれたかったと思ってしまう。でも嘆いても仕方がないし、私が女だということは変わりません。現状の方を変えなければいけない、それにはまず現状を把握することも必要では、と思いこの本を読みました。

 

★男性みんながそうじゃない!とか、現状を変える必要はないと思っている女性もいる!とか分かっています。私の個人的な話、半径5mの話です。

★男だ女だというのはジェンダー的な文脈で読んでください。LGBTQ+を無視しているわけではないです。

 

◯著者

濱口桂一郎

1958年、大阪府生まれ。東京大学法学部卒業。労働省欧州連合日本政府代表部一等書記官、衆議院調査局構成労働調査室次席調査員、東京大学客員教授政策研究大学院大学教授を経て、現在、労働政策研究・研修機構の主席統括研究員。日本型雇用システムの問題点を中心に、労働問題について幅広く論じている。著書に『新しい労働社会ー雇用システムの再構築へ』(岩波新書)、『若者と労働ー「入社」の仕組から解きほぐす』(中公新書ラクレ)、『日本の雇用と中高年』(ちくま新書)ほか多数。

(本書巻末より引用)

 

 

◯内容

 

・雇用形態の変遷

 

 

戦後女子労働問題の争点となる結婚退職制、女子若年定年制は、1930年代に銀行や大企業を中心に導入されています。退職積立金及び退職手当法(1936年)は退職手当の支給を義務化しましたが、その際、「女子労働者が結婚する時」労働者が退職を申し出た場合であっても自己都合退職とはしないこととされました。

当時経営者側が「退職奨励になる」と反対しているのに対し、全日本労働総同盟婦人部を始めとする女性側は「家族制度の維持」を理由に賛成しています。女性の主たるメンバーシップは家庭にあると言う意識は女性の間でも強いものがあったことがわかります。

 

しかし世界大戦が始まり、成人男性は兵士として戦場に行って送り込まれるようになり、それを補うために女性の社会進出が国策として推進されるようになりました。その頃反対意見もあり、家族制度を破壊すると消極的だったとあります。しかしこの時期の就業経験が戦後の女性の意識に何らかの影響を起こしていると思われます。実際、女性若年制の維持していられなくなり、1944年には住友銀行が女性事務員の定年を30歳から男子と同じ55歳にしてあげています。

 

 なんというか、女性は家庭にいるものであり、その家庭の長は男性である。女性は各家庭のものであるから、職場に借り出してはいけない。という所有物のような印象を受けました。

 

悲しいなと思った文章。

 

私は・・・離婚した。その原因は、夫が私のアメリカ留学に反対し、会社を辞めるように主張したからであった。留学の理由希望については、結婚前から十分話してあった。夫は進んで協力すると言っており・・・充分理解してくれ、むしろ私を励ましてくれていた。しかし、実際の問題にぶち当たった時、封建的な考え方でしか行動できない相手を発見して、私は大いに悩んだ。 

 

 

 

・年功賃金制度の源流

 

20世紀初頭の日本では現在のような賃金制度は存在せず、の評価に基づく職種別でした。しかし日露戦争第一次世界大戦後、大企業に長期勤続を前提に年功序列制が導入されました。これは長期勤続を奨励するものでした。

 

・皇国勤労観とは

 

さらに皇国勤労観の賃金思想として、昭和19年中川一郎氏は「勤労は国家への奉仕であるから、賃金と言う対価と交換されるべきものではなく、国家がその生活を保障すべきものである」という国家社会主義イデオロギーを前面に展開しています。これは戦後脈々と続いていく思想の定式化となっています。「勤労者個人にあらずしてその扶養家族をも含んだ家を対象とするものでなければならない。」というのも、なんというか、まさに家単位で考える社会主義

 

家父長制を支える思想というか・・・家単位で考えるから、「嫁ぐ」なんていうなんていう発想になる。家の長、家主は偉いとなる。家族の分までと与えられる賃金を、自分自身の力と勘違いさせる。私は、使う言葉によって考え方が決まると思っていて、「お嫁に行く」なんて言葉が嫌いです。この嫌悪感の理由が少し分かった気がします。

 

こうした生活給思想に基づく賃金制度は、終戦直後GQから批判を受けています。その報告の中に、日本の慣習的賃金構成の一番悪い面は、「仕事の能率が同一である場合においてさえ、女子に対して男子よりも低い賃金を支給する」と言う一般的慣例で慣行である、とあります。

 

 

・現代

 

雇用とジョブと賃金が無関係。かろうじて総合職と言う男性コースに入れてもらった少数派の女性たちは、専業主婦やせいぜいパート主婦が銃後で家庭を守ってくれている男性たちと同じ土俵で、仕事も時間も空間も無制限と言うルールの下で競争しなければなりません。結婚でもしようものなら、自分が前線も銃後の役割もなさなければならないので、大変な負担です。

 

 

◯感想

 

大きく2つ、土台となる考え方について整理できました。

 

年功序列賃金

・若者に高給は必要ない。

・年齢が上がるにつれて、妻子を養うために必要な賃金が増える。

・養われる側である女に高給は必要ない。

 

②メンバーシップ型雇用

・職種と職能が混同されている。

・仕事に対する成果よりも、長く勤めること・長時間働くことの価値の方が高い。

 ・女性はやめる可能性・無制限に働けないことからメンバーとしての評価が低い。

 

 

給与の格差について、非正規雇用男性が増えてから、問題視され始めたというところに悔しさを感じますね。

 

 

 

◯やること

 

女性管理職や役員比率の多い会社って、どういう業界に多いのか調べてみます。別にしごと嫌じゃないのにな、価値観が違う人が少ない会社なんてあるのかなーなんて思いながら。 

 

 おしまい。

 

 

https://www.amazon.co.jp/働く女子の運命-文春新書-濱口-桂一郎/dp/4166610627

 

関連

 

自分の選択を信頼する-『なぜ女は男のように自信がもてないのか』

 

この本のメッセージまとめ。

 

『自信をつけるためには成功体験がいります。成功するためには行動が必要です。

 

私たちはなぜか自信がなく、挑戦の前に立ちすくんでしまいがちです。失敗したらどんなに迷惑をかけるか、恥ずかしいか、どうせできない、なんて言い訳してしまいます。

 

本当は、失敗したってまた立ち上がれるのに。とにかく行動してみましょう。』

 

読んだ後、母にもプレゼントしました。どの年代の女性でも勇気をもらえる本です。

 

 ◯著者

 

キャーティ・ケイ

BBCワールドニュースアメリカの ワシントン支局リポーター。NBCの報道番組ミート・ザ・プレイスと、MSNBC (NBCマイクロソフトが共同で設立したニュース専門放送局)のモーニング上にも出演している。現在はワシントンDCで夫と4人の子供と暮らす。

 

クレア・シップマン

ABCニュース及び、グッド・モーニング・アメリカ(ABCの朝の報道番組)の特派員で、政治、国際関係、女性向けニュースを担当する。ワシントンD.C.で夫と2人の子供、そしてやってきたばかりの子犬と共に暮らす。

 

(本書より引用)

 

○内容

 

自信をつけるには「男性的に」振舞う必要があるのか?

 

自信があるように振る舞う男性を見ていて、私もこんなふうに振る舞わなければいけないのか?と疑問に思いませんか。

 

例えば司会を無視して、自分の話したいときに発言をするとか。威圧的な雰囲気を出そうとするとか。大げさな身振りや、低く落ち着いた声のトーン、そして大抵リラックスした態度で、人に先駆けて話したり。確信に満ちた態度で、否定的な意見は聞き入れず反論し続けたり。

 

しかし、男性優位の社会にいるからといって、男性のマネをする必要はないのです。

 

 

なぜ女性は自信をつけられないのか 

 

自信を阻むブラックリスト3つ。

「考えすぎ」「人を喜ばせたい」「失敗を忘れられない」

 

私たちは「考えすぎ」てしまう。

この本に出てくる女性の一人は、何かに取り組む時、そのことの内側から、外側から、歴史的なこと、遺伝的なこと、地理的なこと、全方位から調べてしまうと言います。すべてのことを誰よりも知っておきたいし、全てを理解しておきたい。他人には騙されたくないと思っていて、なぜなら、全てを掌握できるレベルの専門性が自分にないと感じているからです。本当は完璧主義は必要ないのに。完璧でなくても職務を全うすることはできます。現に周りの男性がしているように。

 

私たちは「人を喜ばせたい」

 

仕事に対しても落ち込みがちな、役に立たない特性。尊敬されるよりも好かれたいと思う結構それが職場での交渉事を難しくしています。さらに自信に良くない影響を与える行動が、「人に好かれようとする」こと。「人に尊敬されようとする」ことを重視すると、しごとを進める中で嫌われることが怖くなくなります。(いますよね、怖いし苦手だけど尊敬できる先輩。)

女の子を「いい子」に育ててしまう親は、女の子の自信獲得の機会を奪っているのと同じです。女の子もリスクを取り人と違うことをしていいんです。

 

私たちは「失敗を忘れられない」

 

もう一つの特性、無駄に自分を傷つけてしまって、それに多くの時間をかけすぎていること。これは自信の土台である行動を起こすことを妨げてしまいます。終わったことは終わったことです。 

そして物事がうまくいかなかった時は自分を非難して、成功した時は雲や他の人など自分以外の何かのおかげだとする傾向。(男性は逆のことをする気がしますね。)

 

ダニングクルーガー効果を知っていますか?

能力がないものほど自分の能力を過信すると言う現象のことです。表面を摘んでわかった気になってしまうのも、自信をつけるため、挑戦するためにはいいのかもしれません。

  

まずは行動をしよう。

挑戦して、成功すれば自信がつく。

失敗しても大丈夫、また挑戦すればいいだけ。

 

私たちに必要なのは行動起こすこと、リスクを犯すこと、そして失敗をすることです。私たちはすでに十分に有能なのだから。

 自信がどんなにわずかであろうと、表に見えているかいないかで出世の階段を作りもするし壊しもします。企業のトップにいる女性たちに明らかな自信の欠如は見られません。しかしためらいはあるそうです。

ためらいには結果がついてきます。ためらいが、会議での私たちの口数を少なくしたり、無駄に謙虚に振る舞ってしまったりさせます。そしてどんなに私たちが良いアイデアを持っていたとしても、それを採用されるまで主張させなくします。ためらっている間に、同僚の自信のある男性はどんどんと会議で発表し、自分をアピールしているのに。

自信を持っていれば、(実際どのくらいできるかにかかわらず)、多くの非言語的かつ言語的行動を取ることができます。 

 

自信と似ているけど違うもの

 

自尊感情、楽観主義、自慈心、自己肯定は自身に似ていますが、何が違うのでしょうか。

自尊心は幸せであるために必要なものです。私が響いたのはここ。 

(初対面のお客さんに会ったときに)実際に私を知るまでの間、彼らが「この人で大丈夫なの?「と思っているのがわかるの。彼らが無意識のうちにそう思っているのだとしても、その思い込みと戦わなくてはならないとわかるんだよ。そのことが、意図的に自分のことをもっと強く見せようとする私の力になっているのかもしれないわ。

 女性で、なおかつ 若手なのでさらにこの視線は感じます。

 

 

○感想

 

いままで失敗したことばかり見てた気がします。うまくいったことはできて当たり前だから、簡単なことだったから、周りの協力があったからと思っていました。

でも、自分で成し遂げたこともあったはず、と思って振り返りの記事を書いてます。 

 

 ここ数年で、「男勝り」って言葉が嫌いになってきました。わざわざ男勝りって言うというのは、普段女は男に負けているという意味ではないかと思うようになったから。ただ、仕事では男の人のマネをするようにしています。それはやっぱり男の人の方が優れているから、というわけではありません。

ではどういうわけかと言うと、マネをしないで謙虚にしていると「不利になってしまう」気がするからです。なんでこの人はこんなに図々しいんだろう、よくもまぁ堂々と仕事頑張ってる感を出すなあ、批判されてもなかなか謝らないな、なんてことを思いながら、その人たちのマネをしています。(しかし男性と同じことをしても、女性の方が批判的にみられるらしい。まあ謝らないのは男女共によくないか・・・。)

 

この本を読んで、これまでマネして生きたことは自信をつけるのに案外役立ってたかもしれない!なんて気付きがありました。

 

 

あとはセロトニン輸送体遺伝子の話も出てきた。繋がると嬉しいですね。この投稿で書いたやつ。

begin2019.hatenablog.com

 

男性のテストステロン値が、子供と過ごす時間を長くすることで下がるという研究もあるらしい。面白いですね。

 

 

ちょっと愚痴ですが、最近言われた嫌なこと。

「田舎の男性だらけの工場とかさ、そういうお客さんのところに女性が行くと喜ばれるよね。」

お客さんも喜ばないで欲しいし、そういうことを伝える男性も同じ価値観を持っているんだろうなあと思って悲しくなりました。これを伝えてきた男性のことは、仕事できてすごいなあと尊敬してたからなおさら悲しい。そういう価値観を持つ人が、私の評価をしたり、異動を決めたりすると思うと、やっぱりここでの出世は男性より難しいなと思います。

 

 

◯やること

 

 

1.自信を築くためにしてきた努力をリストアップしてみる。

2.自分の主張を述べる練習をして、会社に貢献してきたこと5つを話してみて、昇格の交渉の練習をしてみる。

3.自分の心にいつもスパルタ指導員を置こう。いや、言い訳せんとやれよ、って言ってくれる人。

  

 

おしまい。

 

 

 

 

闇雲にインプットしていませんか?使える知識を持つにはーイベント『産業変革を支える真のリーダーとは』

 

オンラインイベントに参加しました。コロナ禍でオンラインイベントがどんどん充実してきていますね。

 

運営にとっては会場費等を押さえられるし、登壇者は移動しなくていいし、参加者にとっては敷居が下がって参加しやすくなったし。言いこと尽くめですね!

 

今回のイベントは、Peatixアプリを眺めていてトップに出てきたから、という理由だけで参加しました。グロービス経営大学院って上司がたまに行ってたので気になっていたし、登壇者はすごいし。

 

 

◯登壇者

 

関灘 茂

 

代表取締役役 マネージングディレクター ジャパン(日本代表)/パートナー

兵庫県神戸市出身。神戸大学経営学部卒業。INSEAD(欧州経営大学院)MAP修了。

 

32歳で史上最年少パートナー、38歳で最年少代表取締役に就任。新卒入社の日本代表も、関灘さんが初めてだそう。

 

東洋経済オンライン)

38歳A.T.カーニー新代表「関灘茂」の圧倒的努力 | 企業経営・会計・制度 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

(NewsPicks)

【関灘 茂】A.T.カーニー史上最年少代表の凄まじい成長の加速度

 

 (グロービス知見録)

日本からベゾス+ペイジ+ジョブズ級の人材を輩出する という目線 | GLOBIS 知見録

 

 

 

◯内容

 

企業の時価総額ランキング、平成元年のものには日本企業が多く入っていた。しかし今ではトヨタ一社のみ(43位)。

この状況を変え、失われた30年を40年にしないためにA.T.カーニーは活動していくというお話でした。

 

「日本を変える、世界が変わる」

 

コンサルティング業界は大きくなってきていて、そのなかでより業績として評価されるのは「変革」かもしれない。目に見えてわかりやすいし。しかし 今、「創造」することが必要になっている。

 

具体的な目標としては、

1.時価総額トップ50に、日本企業が20社入る

2.ユニコーンベンチャー200社(現在2社)

 

A.T.カーニーの社員は3〜5年で卒業していくらしく、その人たちが社外で想像と変革のリーダーになってほしいと語ります。そのために 社員の方向性を揃える必要があり、

 

1.社内外の尖った個、チーム

   意図しないと自社内でチームを組もうとしてしまうけれど、柔軟に、課題に対して専門性をもってアプローチするべき。特に重視していた項目は、「クリエイティブ」「ビジネス」「テクノロジー」「デザイン」。

 

2.志を共有すること

    日本企業と社会の可能性を解き放つことに貢献すること。

 

3.創造とリーダーの輩出

    同上。

 

共通言語化し、価値観を共有、視点を揃えることが必要である。

 

 

産業変革を支える真のリーダーとは?と考えるときに、龍馬やカエサルが浮かぶ。

自己変革→組織変革→企業変革→自己変革のループを回していける人が、真のリーダーになる。

「率直垂範」

(意味わからなかったので調べました・・・)

リーダーに必要なのは率先垂範と実行の後押し | GLOBIS 知見録

 

 

理想を大きく掲げられる人が創造と変革を起こせる。ただし日本企業では若手から30代になっても、自組織の細分化された業務に関わるばかりで、大局的な視点が養われない。それでも個人としては、その小さな組織からでもよいので、自発的に行動することが必要。

 

自社の周辺企業を知るとか、周辺業界を知るとか。経営をやってきていない、日本企業は現場のベテランが経営陣になってしまうけれど、本当はそれまでに積み上げておかないといけない。社外ネットワークを築き、自社を客観的に見て考えられること。

 

 

 

◯感想

 

ブログを書いていてモヤモヤしていたことが、少しだけ言語化された気がします!

 でも具体的にどうやったら思考が整理できるのかわかっておらず(フレームワークとか手法の知識はあるものの、結局使えていない)、このブログも使いながら、引き出せる知識をつけたいと思います。 

 

◯やること

 

表にするかマップにするかーとか思っていたけど、結局よくわからない。

 

1、思考法の本をもう少し読んでみよう。

2、今やっている朝活で話をする。アウトプットするためには準備が必要だし、自分の知識を整理するじかんを強制的に作ることになるし。

 

20200603.peatix.com

 

 

 おしまい。