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本や映画の感想を書きます

本『株の学校 超入門』-実際に調べてみたら楽しかった

年末年始休暇のセルフ課題図書3冊目です。

 

知人が先日の投稿を読んでくれて、プレゼントしてくれた本です。読んだら内容教えてね!と言われちゃったので、説明できるくらいしっかり理解しなきゃいけない(自信はない)。

 

 

きっかけの投稿はこちら。

 

 

◎年末年始の課題図書◎

①12/30

『僕は君たちに武器を配りたい(エッセンシャル版)』

 

②12/31-1/2

『ストーリーとしての競争戦略』

 

③1/3-1/4

『株の学校 超入門』

スケジュール後ろ倒しになっちゃったけど、休暇中に読めたのでよし。

 

④1/5-

『マチネの終わりに』

 

○内容

 

 

≪まずは基本のキから≫

 

投資とトレードの違いは?

→資金を10〜20年で倍にしたいなら投資。1〜2年で倍以上に増やしたいならトレード。私は投資に興味があるので、以下トレードの内容は割愛します。

 

円安・円高と、日本株の関係?

→円安時は輸出企業、円高時は輸入企業が儲かる=株が買われやすい。

 

IPO株はどう?

→上場前に証券会社を通して買うことができる。多くの場合は人気なので抽選となる。乱高下するのでトレード向け。また「上場ゴール」となる場合もある。

 

配当金と株式優待の仕組みは?

→年に1〜4回、年で1〜2%程度の配当を出す企業が多いよう。株主優待も同じタイミング。もちろん配当した分株価は下がる=配当落ち。

 

税金と手数料?

→配当を含めた利益に20%程度課税される。売買手数料は定額制のものと、売り・買いのタイミングごとで支払うものがある。手数料自体はネット証券(特にネット専門)が安い傾向。信用取引の場合は借りた額に対する金利がかかる。

 

NISAのメリット・デメリット

→メリット:年120万円までなら非課税。デメリット:損失を持ち越せない(通常確定申告すれば3年持ち越せる)。つまり、長期保有で利益が出た場合に有利。

 

ETFREITってなに?

投資信託。証券会社が分散投資してくれるので、比較的株に詳しくなくてもできる。長期保有向き。ただし保有しているだけで、毎日証券会社に手数料を払うことになる。ETFは上場投資信託=株のようにいつでも売買できるし、手数料が投資信託と比べて割安。REITはは不動産投資信託、これも株のようにいつでも売買できる。

 

源泉徴収と確定申告

→とりあえず少額から始めるサラリーマンは「源泉徴収無しの特定口座」を開こう(利益が20万までは非課税なので、確定申告が不要)。ただし住宅ローン控除等のために確定申告をしたりする場合は、利益額に関わらず申請が必要。損失が出た場合は、確定申告するべき(3年間損失を持ち越せる=翌年の利益から課税対象額を減らせるから)。

 

 

≪具体的にどうするか≫

 

・財務諸表を読み解こう。利益が伸びているか割安かといったことを、以下のような指標から判断する。

例:EPS(一株あたりの純利益)は3期連続伸びているか?→財務状態がわかる。

PBR(株価純資本倍率。株価÷一株あたりの純資産)は0.7以下か?→実情に対する評価が低ければ、割安ということ。ただしバリュートラップという、割安な状態がそのまま続く場合もあるので注意(つまり不人気株)。

PER(株価収益率。株価÷一株あたりの純利益)が10〜40倍か?→成長株と考えられる。50倍を超えると、成長することを見越して株が買われている=織り込み済みの可能性が大きい。

 

・塩漬けNG。資金を守るために、資金に対して何%下落したら売るかを決めておく(ロスカット)。何%上昇したら利益確定か決めておく。また、不祥事の時は即売ること!

 

・リスク分散しよう。時間分散と銘柄分散がある。時間分散の例としてドルコスト平均法等がある。

 

 

○感想

 

超入門の名の通り、簡単で分かりやすかったです。

 

まずは自分の会社の株を見てみました(いままでなにも理解せずに持ち株やってたの、冷静になるとやばい)。あんまり丸出しにすると良くない気がするので、ちょこちょこ誤魔化しつつ。

 

まずEPSの推移は、2016年〜2018年で100→125→150。おお3期連続で上がってる。

 

PBRの推移は、2年間で2.0倍→1.1倍→1.5倍。下がって上がってしてました。常に割高?そしてこの上下は大丈夫なのかな?

 

PERは30倍→20倍→15倍。成長株が落ち着いてきたってこと?

 

…この本の情報だけでは、全然判断できないことがわかりました。そりゃ超入門なので全然構わない。むしろもっと見方を覚える必要があることがわかり、楽しくなってきました。

 

また、一社の株しか持っていないというのはリスクになるということなので、今持っている株の一部を売って、他社に投資してみたいとも思いました。今年の抱負に株を買うを追加します。

 

 

そして自分の勤め先だけだとつまらないので、身近な会社かつ自分の勤め先とは無関係の企業を見てみました。友人の勤め先です。

 

EPSの推移は、2016年〜2018年で260→263→295。3期連続で少しずつ上がってる。PBRは6倍、PERは40倍。成長期待がめちゃ高いけど、織り込み済みで割高ということ?

 

やっぱりなんにもわかんない〜!ということで、次の本をポチ。

 

 

勉強して夏までには1銘柄買いたいな。その前に貯金なのかもしれない、という不安もあるけど。

 

 

おしまい

 

株の学校 超入門(CD-ROM付)

株の学校 超入門(CD-ROM付)

  • 作者:窪田 剛
  • 出版社/メーカー: 高橋書店
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)