小説『砂漠』-伊坂幸太郎の良さって?
いまいちハマりませんでした。
登場人物が大根役者のようというか、ずっとかっこつけているふうに見え、グッとくるキャラがいませんでした。
○内容
5人の大学生の4年間、モラトリアムを満喫するドラマチックな日々を描きます。
○感想
ストーリーの中に起こる時間は、現実にはなかなかあり得ないし、かといってサスペンスというほど刺激もありませんでした。
インテリっぽく(マニアっぽく?)あるバンドを崇拝したり、本の一文を引用するところもなんだか凡庸に思えました。伊坂幸太郎さん、めちゃくちゃ人気だし、私の周りにも好きな人は何人もいるので、これは相性が悪かったのだと思う。
大学生活の、もっとぬるい日常の空気を描いた本が読みたいな。
または、この本よりもっともっとドラマチックなことが起きるミステリーの方がいい。
おしまい。