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本『5Gビジネス』-技術革新最高

流行りを掴むのはめちゃめちゃ苦手、だからこそまじめに取り組まねば…ということで5G勉強しました。

 

今回はほぼメモ。ボリューミーになった。

 

 

○要約

 

1.移動通信システムの歴史

 

1979年から10年スパンで進化した。

1G.音声通話。ラジオのように音声を電波に乗る信号に変換し伝送。

2G.メールやウェブ。データをデジタルデータに変換して電波に乗せた。写メやiモード。(懐かしい)

3G.プラットフォームとサービス。ここでiPhone 3Gが登場。ブラウザや動画。

4G.大容量コンテンツ。動画配信やモバイルゲーム。

5G.①高周波数でも減衰させない技術ができて高速大容量通信が可能に。eMBB。

②コアネットワークを通さないエッジコンピューティングにより低遅延。C/U分離によりネットワークスライシングが容易になる。(C.制御系通信。Uデータ伝送系通信。)URLLC。

③グラントフリー(事前許可なし)方式により同時多数接続が可能。mMTC。

 

国際競争は割愛。日本は2020年春。まぁ普通。NTTドコモKDDIソフトバンク楽天の4社(MNO.移動体通信事業者)。パートナーシップやエコシステム構築が進みつつある。通信×○○の範囲が広い。

 

 

2.生活はどう変わるのか

 

通信料金と端末代金の分離義務化。これにより低価格5Gスマホが売れるかも。

通信するものが爆発的に増え、エンタメサービスが増える。「マルチアングル動画配信(リアルタイム、ライブやスポーツ会場)」「クラウドゲーミング」「折りたたみ型スマホ

 

例は色々。

「繋がるクルマ」通信端末が社会に散りばめられる形になり、自分の持ち物だけで完結しなくてよくなる。(例えば角を曲がるときに、相手の車が危ないと感知すれば、その情報が自分に飛んでくる。渋滞時一番前の車の前方を見られる。等。)リスク評価精度が高くなる、事故発生時の対応が早くなる等。

「遠隔診療」緊急医療車両への業務支援に有効。(これもコネクテッドカー。)難しい手術も遠隔でできるようになるが、致命的なものは患者が受容しない可能性がある。手術室内であれば内視鏡+ロボット鉗子、2014年より実績あり。5Gでレベルアップ。

「介護アシスト」パワースーツ等。トヨタパナソニックNTTドコモにより試験・商品化済み。

「タッチレスゲート」搭乗情報が入ったスマホを持っていれば、タッチしなくてもよくなる。Amazon GoやJAL×KDDI

「超スマートシティ 」地方公共団体と通信事業者はパートナーシップを結んでいる。

 

パーソナルデバイスがなくなる?見ている端末+5G接続AIで済む。かも。

 

 

3.ビジネスの変化

 

全方面へ影響あるが、エネルギー、ユーティリティ、工場、安全、交通に着目。

 

以下2つの活用が期待される。

「無線通信」有線よりコストダウン、設置が楽。

「5G」種類が多様。今後価格が下がる可能性あり。

※キーワード※

LPWA.low power wide area

セルラーLPWA.免許が必要な周波数帯。高品質。(LTE-M.移動、通信量大、プログラム更新がこまめなもの向け。NB-IoT.移動せず安かしたいもの向け。)  

セルラーLPWA.免許不要。アメリカLoRaWAN(セムテックやIBMが設立、日本ではセンスウェイが採用)、フランスSIGFOX(日本では京セラが独占)が主要。そのほかにスマートメーター向けWi-SUN、端末同士が通信するZETA、ソニーの高速移動向けELTRES等。

※キーワード終わり※

 

具体例が激アツ。いろんな企業がいろんなことしてる。

コマツ×NTTドコモは建設機遠隔操作をブラッシュアップ。大林組大成建設も。東芝は故障予防型エレベータでリカーリング(循環型)ビジネス。セコムは東京マラソンでカメラ監視、AI技術を試してる。NTTドコモはラスベガスでカメラ,センサー,AIで都市全体管理実証中。福岡市で西鉄×トヨタがmy route開始。MaaS(mobility as a service)の良い事例、知らなかった。

 

B2B2X.通信事業者↔︎他産業事業者↔︎消費者等。通信事業者と消費者間にも、データとインセンティブのやりとりがでる。通信事業者が他産業事業者の事業開発促進をするし、マーケティングプラットフォーマーとなる。

 

4.リスク

 

・高すぎる期待.いきなり全範囲では適用されない。

・プライバシー侵害.EUが先進的。情報銀行電通グループMEYが参入。

・スコアリング.これ怖いやつ。アリババグループアント・フィナンシャルは「芝麻信用」スコアリングサービスを提供。

・デジタル格差

 

 

5.さぁどうする

 

技術が変わることよりも、ビジネスモデルが変わることが大きい。

基本のアーキテクチャはセンサー→クラウド(or エッジ)→アクチュエータ。

XaaS型サブスクリプションは今後の標準的なサービス提供方法になる。

 

○キーワード

デジタルトランスフォーメーション.情報技術と現実が繋がる

BYTON.中国新興EV。スマホのようなクルマを作っている。

パーソナルモビリティ.電動車イス

ボッシュ.ドイツ自動車部品メーカー

ウーレドゥー.カタールの通信事業者

ベライゾン/AT&T.アメリカNO.1/2キャリア

SKテレコム/KT/LGU+.韓国三大キャリア

Moto Mods.既存スマホに後付けで5G利用可能に

ノキア/エリクソン/テリアカンパニー.フィンランド/スウェーデンの通信機器メーカー/キャリア

NSA.ノンスタンドアロン。4G活用で5G仕様に拡大。C/UのUだけ5G。↔︎SA.全部5G。

シャオミ.中国スマホ端末メーカー

フラッグシップ.そのブランドの最高品

ネットワーク中立性.データの内容によって差別化してはいけない。例えばネトフリパック!と言ってもそれ以外に通信していい。

XR.VRやARの総称。

ファームウェア.制御用ソフトウェア

MONETテクノロジーズ.ソフトバンクトヨタ合弁会社

オプトアウト.本人の同意を得ず扱える特例情報

 

 

○感想

 

全然わからんままだけど、とりあえずキーワードだけはなんとなく抑えたつもり。今後アンテナ張って、ニュースで情報拾うようにします。

 

おしまい

 

 

5Gビジネス (日経文庫)

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